父(67歳): 先日、病気で他界
母(65歳): 夫を亡くし、悲しみに暮れている
長男(37歳): 既婚。数年前に父から住宅購入資金として500万円の援助を受けた。
長女(30歳): 独身。数年前に父から海外留学の費用として300万円の援助を受けた。
父が残した財産は7,000万円。 父の死後、遺産分割協議が始まりましたが、話は思わぬ方向へ。
長女「お兄ちゃんは500万円ももらったんだから、その分、お母さんと私の相続分を多くすべきよ!」 長男「何を言うんだ。あれは親父が俺の家庭を応援してくれたお金だ。遺産とは別だろう!お前だって留学費用を出してもらっていたじゃないか!」
良かれと思ってした生前の援助が、兄妹の溝を深める原因となってしまいました。なぜ、このような事態に陥ってしまったのでしょうか。その鍵を握るのが「特別受益」という考え方です。