新NISAのデメリットとは | 基本的なNISAの知識からご説明

投資期間や非課税保有期間の縛りがなくなった分、投資対象の選定や売却タイミングなど、自分で判断する場面が増えます。投資経験がない人にとっては、難易度が高く、失敗する可能性も高くなります。

NISA口座で損失が出た場合、課税口座で利益が出ていても相殺できません。損失が出てしまった場合は、他の投資で利益を出すか、損失繰り越しで将来の利益と相殺する必要があります。

年間360万円の投資枠を「つみたて投資枠」と「成長投資枠」にどのように配分するかを自分で考えなければいけません。投資経験が少ない人にとっては、最適な配分を判断するのが難しい場合があります。

非課税期間が無期限になったことで、じっくりと投資する意識が薄れ、短期的な売買を繰り返してしまう可能性があります。投資対象の選定が甘くなると、損失を出してしまうリスクが高くなります。

利益確定のタイミングを逃してしまうと、せっかくの利益が課税されてしまう可能性があります。長期的な視点で投資することが重要ですが、いつ売却すれば良いのか判断するのが難しい場合があります。

これまでのNISA口座で運用していた資産を、新NISA口座に移管することはできません。非課税枠を使い切るために、複数の口座を使い分ける必要があり、管理が煩雑になる可能性があります。

新NISAは2023年にスタートしたばかりの制度であり、今後制度変更される可能性があります。制度変更によって、現在のメリットがデメリットになる可能性もあります。

NISA口座で運用する投資商品は、元本保証がありません。投資の失敗により、損失を出してしまう可能性があります。

新NISAで成功するためには、投資に関する知識が必要です。投資の勉強をせずに運用を始めてしまうと、失敗する可能性が高くなります。